こんにちは!
アンリのイギリス英語の管理人、アンリです。
英語のテキストって、重たいものが多いですよね。
特に洋書は、サイズが大きいものが多い!
電車の中やカフェで読みたい、勉強したいと思っても、持ち運びが大変ですよね。
だからといって電子書籍を買っても、紙のようにうまく書き込んだり出来なくて、ちょっと不便。
ということで、今日は、そんなお悩みやストレスを無くせる「本の自炊」についてお話します!
本の自炊ってなに?
本の自炊って聞いたことがありますか?
自炊って言ったら、ご飯を自分で作って食べることをイメージしますよね?
本に「自炊」って使う場合、まったく違う意味になります。
ここで注意しておきたいのが、あくまでも自分が読むために電子化するということです。
自分以外の人が使うために電子化すると著作権に引っかかるので、ご注意を!
本の自炊のメリットとデメリット
この記事のタイトルに書いてある通り、本を自炊すると、良いことがたくさんあります!
本を電子化することで得られるメリット
- PDFなどにデータ化されるので、スマホやタブレット、PCなどで読みたいときにさっと読める。
- 重い本を持ち運ばなくてよいので、荷物にならない。
- 本をスキャンしたときに、「検索可能なPDF」に設定して出力しておけば、簡単に調べたいことを探せる。
- 字を大きく拡大できるので、老眼手前のかすみ目でも難なく読める。
- PDFデータで読みこんでいるので、印刷できる。しかも、A5ぐらいのサイズの本をA4サイズで印刷したり、2ページ1枚や4ページ1枚、両面印刷など、お好みのフォーマットで印刷できる。
- 印刷するためにコンビニに行ったり、コピー機の順番待ちをしたりしなくてよくなった。時間を節約できる!
印刷したものを使うのも、自分だけだよ!
友だちにあげたりすると、著作権法違反になっちゃうので気をつけてね!
アンリは、テキストには何も書かず、電子化したテキストを印刷したものに、どんどん書き込んでいるよ。
そうすることで、復習がしやすくなったよ!
それに、授業中に子どもたちに「先生、テキストに答えが書いてあるじゃん!見えちゃってるよ!」って、突っ込まれることが無くなったよ!(アンリは、子ども英会話の先生です)
本を電子化する際のデメリット
- スキャナーの値段が高い
- スキャナーによっては、読みこむのに時間がかかる
- スキャナーによっては、解像度が悪くて字が読みにくくなる
- スキャナーによっては、本を裁断してバラバラにしなくてはいけない
- ちょっとコツが必要
せっかく読み込んでも字が読みにくかったり、本をバラバラに裁断しなくちゃいけないのは嫌だよね
アンリが使っているのは解像度が良くて読みやすいし、本を裁断しなくてもOK
紹介しておくね!
アンリが使っているブックスキャナー
古い型番なので同じものは中古でしか手に入らないけれど、こちらを使っています。
2100万画素・A3サイズまで対応・多言語機能付き、録画もできるし、リアルタイム投影もできます。
新しいもので一番近い画素数のものだと、こちら↓
画素数が少し低めの1500万画素なら、こちら↓
お値段重視なら、500万画素のこちら↓
ちなみに、2100万画素のブックスキャナーでスキャンしたテキストは、こちら↓
けっこう、キレイにスキャンされていますよね。
ペンの試し書きまで、ちゃんと写ってます(笑)
ブックスキャナーの使い方とコツ
実際に使っているブックスキャナーより画素数が低い1500万画素のブックスキャナー「iCODIS x7」ですが、Youtubeで紹介されていたので紹介します。
「本を電子化する際のデメリット」で、「スキャナーによっては、読みこむのに時間がかかる」とお話したのですが、このブックスキャナーは連続撮影モードがあるので、読みこむのにそれほど時間がかからないです。
見開きページをセットして、スキャン開始まで2秒待って、スキャン開始から終わるまで5秒ぐらい。
なので、見開き2ページのスキャンにかかる時間は、15秒ぐらいになります。
もちろん、本のセットに手間取ったら、もっと時間はかかりますが...
スキャンした後の確認やPDFに抽出する時間も必要ですが...
スキャンがうまくいっているかの確認は、PCの画面上でちゃちゃっとできます。
削除や後からスキャンしたページの並び替え(挿入?)も、マウス操作で簡単にできます。
ただ、このブックスキャナー、ちょっとだけコツが必要です。
先ほどのYoutubeでは紹介していないので、補足しておきます!
キレイに読みこむための スキャン時の設定のコツ
- 本を読みこむための「ブック」モードは、シャッターボタンを接続しないと表示されないです。必ず、シャッターボタンをつけましょう。
- 本を大量にスピーディーに読み込むために、本を開いた時のページの真ん中部分にできる曲面を平らにする機能(曲面裁断)が付いていますが、これは使わない方が綺麗にスキャンできます。使うと、スキャンした文字が歪んでしまうことがあります。「トリミング選択」は、「長方形裁断」を選択しましょう。
- 連続撮影モードは「自動」を選択すると、カメラの下に動きがないことを認識してから2秒でスキャンされるようになります。たまに、ページを変える前にスキャンされてしまうことがありますが、スキャン画面の確認のときに簡単に削除できます。
- 自動修正にチェックを入れます。
- 指消し補正は、いつも使っていません。指消し補正をしても不自然な感じになることがあるので、いつも目玉クリップを左右に1つずつ付けてスキャンしています。
- 本を認識すると、スキャンする範囲が緑色の囲みで表示されます。たまに真ん中がずれてしまうことがありますが、中央は手動補正でも位置をずらすことができません。真ん中がズレたときは、本もしくはカメラを動かして本の中央に緑の線を合わせればOKです。上下左右は、画面上の手動補正で、緑の線の四隅の点を動かすことで合わせられます。
- スキャンをするとき、真上に照明があると影ができます。直射日光が当たりすぎても影ができます。横から光が当たったり、ちょっと暗いぐらいでも問題なくスキャンできるので、光の位置に注意した方が良いです。
PDFなどに出力するときのポイント
出力フォーマットは、次の7種類から選択できます。
- JPG
- EPUB
- PDF(画像)
- PDF(検索可能)
- PDF(テキスト)
- Text
- Word
ですが、JPG以外で選択するならば、PDF(検索可能)の一択です。
PDF(テキスト)、Text、Wordは、文字化けします。
PDF(画像)は、テキスト検索や文字を選択してコピーすることができません。
EPUBは、電子書籍用のフォーマットです。ファイルを読み込むために、EPUBリーダーが必要です。
出力時にカラーか白黒か、「出力効果」で選択できます。
印刷時にプリンターでも選択できるので、いつも「カラー(原色)」を選択しています。
OCR言語は、「Japanese + English」を選択します。
「スタート」ボタンと「出力」ボタンがあるので、PDFへ出力時は「出力」ボタンを押します。「スタート」ボタンを押すと、スキャンが始まります。
「出力」ボタンを押すと、ページの出力方法を選べるボックスが表示されます。
希望に合わせて選びます。
PDFへの出力が終わると、画面右側に表示されます。
PDF自体は、PC → ドキュメント → SCANLINEフォルダに保存されています。
スキャンしたファイルのPDFを印刷するときのコツ
そのまま印刷すると、けっこう暗いです。
なので、プリンターの設定で明るさを調節してから印刷した方が見やすくなります。
まとめ
ブックスキャナーは、1台1万円~3万円ぐらいとお高いですが、そこから得られるメリットがたくさんあります。
メリットをおさらいすると、次の通りです。
- スマホやタブレットなどで、読みたいときにさっと読める
- 重たい本を持ち運ばなくてよい
- 簡単に調べたいことを探せる
- 字を拡大できる
- 自分の好みのスタイルで印刷できる
- コピーするためにコンビニに行く時間を節約できる
- 1冊の本を、書き込み用と復習用の2冊化できる
職業柄もあるけれど、ブックスキャナーを使って良かったなと思っています。
ググってみると、「使えないやつだ!」と言っている方もいらっしゃいますが、コツさえ押さえれば、とても役に立ってくれるアイテムです。
参考になれば、うれしいです。
Seeya!
またね~