こんにちは!
アンリのイギリス英語の管理人、アンリです。
イギリス英語とアメリカ英語を比べて勉強するには、映画がおすすめです!
今日は、イギリス英語とアメリカ英語の発音の違いを聞き比べできる、おすすめの映画ご紹介シリーズの第6弾です。
- 第1回目と2回目ではラブコメ映画8作品を、
- 第3回目はコメディ・ドラマ映画5作品を、
- 第4回目は、ロマンティック・ドラマ映画2作品を、
- 第5回目は、アクション映画5作品を
ご紹介しました。
6回目の今日は、サスペンス映画をご紹介します!
前回に引き続き、ペアレンツガイド情報を載せています。
すべての作品に、ペアレンツガイド情報を載せています。
映画の案内によくあるPG-13などのPGはParental Guidance Suggested(保護者による指導の提案)、R-15などのRはRestricted(制限された)の略です。
どちらも、保護者による判断が必要となる映画に表記されます。
アンリのイギリス英語では、日本人になじみのある「Restricted」のRを使用して情報を載せています。
ご参考になれば!
クーリエ:最高機密の運び屋
原 題: The Courier
監 督:ドミニク・クック
ペアレンツガイド: R13+
(裸、暴力、飲酒、たばこ、セクシュアル)
俳優: ベネディクト・カンバーバッチ
俳優: レイチェル・ブロズナハン
1962年10月、アメリカとソ連、両大国の対立は頂点に達し、「キューバ危機」が勃発した。世界中を震撼させたこの危機に際し、戦争回避に決定的な役割を果たしたのは、実在した英国人セールスマン、グレヴィル・ウィン(ベネディクト・カンバーバッチ)だった。スパイの経験など一切ないにも関わらず、CIA(アメリカ中央情報局)とMI6(英国秘密情報部)の依頼を受けてモスクワに飛んだウィンは、国に背いたGRU(ソ連軍参謀本部情報総局)高官との接触を重ね、そこで得た機密情報を西側に運び続けるが-。
参照元:Amazon Prime Video
キューバ危機を回避するために活躍した、実在のイギリス人スパイについて描かれた映画です。
平凡なセールスマンがスパイとなり、世界を救うために奮闘します。
ハラハラ&ドキドキがが止まらない、サスペンス映画。
MI6、CIA、KGB、核戦争、キューバ危機とあるだけに、難しい英語がたくさん出てくるかと思いきや、意外と使われている単語は身近なものです。
主人公のグレヴィル・ウィンとCIAのエミリー・ドノヴァンのやり取りは、イギリス英語とアメリカ英語の聞き比べがしやすいです。
ソ連高官のオレグがウィンに、「酒は強いか? (Can you hold your alcohol?)」と聞くシーンがあります。
hold one's alcohol
→「お酒に持ちこたえる」
→「酔わずにお酒を飲む」となるんですね
オリジナルタイトルのCourierは配達人っていう意味だよ
この単語、イギリス英語とアメリカ英語で発音が違うんだ
イギリス英語だとクーリア(kuor·ree·uh)
アメリカ英語だとカーリア(kur·ee·ur)
イギリス英語とアメリカ英語の発音の違いは、こちらを参考にしてみてください↓
サイドエフェクト
原 題: Side Effects
監 督: スティーヴン・ソダーバーグ
ペアレンツガイド: R13+
(裸、暴力、汚い言葉、セクシュアル)
俳優: ジュード・ロウ
役名: エミリー・テイラー
俳優: ルーニー・マーラ
役柄: ヴィクトリア・シーバート博士
俳優: キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
最愛の夫マーティンの逮捕に心を痛めたエミリー。うつ病に苦しめられた末自殺未遂を起こして入院する事態に。そんなエミリーの担当となった精神科医のバンクスは、彼女に新薬を処方し症状の改善を図る。ところが新薬の副作用で夢遊病を発症したエミリーは、ある時夫を刺殺してしまう。
参照元:Amazon Prime Video
アクション映画で紹介した、「イギリスから来た男」と同じ監督の作品です。
アメリカの病院で働くイギリス人精神科医のジョナサン・バンクス博士。
バンクス博士が処方した新薬の副作用によって殺人事件を起こしてしまったエミリー・テイラー。
この2人の演技、かなり狂気に満ちてます。
正直、怖いです。
最後までハラハラドキドキ...
目が離せない!
見終わると、
あ〜 よかった!
そうだよね、侵した罪はちゃんと償わないと!
そういう罰の与え方もあるんだね!
という気持ちになりました。
バンクス博士はイギリス人俳優のジュード・ロウさんが演じていて、イギリス英語を話しています。
アメリカ人女優のルーニー・マーラさんが演じている殺人犯のエミリーは、アメリカ英語を話します。
難しい単語が、バンバン出てきます。
難易度高めの映画です。
でも、字幕で意味を確認しながら英語を聴いていくと、そこまで難しくないフレーズもたくさん出てくるので、意外と聞き取れるところがあると思います。
全部は聞き取れなくても、分かるところがあると嬉しいですよね!
ちりも積もれば…
難しい英語にチャレンジしたい!という方におススメです!
オリジナルタイトルの「Side Effects」は「副作用」という意味だよ!
side(側面)+ effects(効果)で「副作用」
難しいけど、なんとなく想像できる単語だね!
この映画、PG13+だけど、本当にそうなのかな...
PG16+とかでも、おかしくない気がする...
ジェントルメン
原 題: The Gentlemen
監 督: ガイ・リッチー
ペアレンツガイド: R16+
(暴力、薬物、飲酒、たばこ、セクシュアル)
役名: レイモンド・スミス
俳優: チャーリー・ハナム
役名: ロザリンド・ピアソン
俳優: ミシェル・ドッカリー
役名: フレッチャー
俳優: ヒュー・グラント
役名: コーチ
俳優: コリン・ファレル
役名: ミッキー・ピアソン
俳優: マシュー・マコノヒー
役柄: マシュー・バーガー
俳優: ジェレミー・ストロング
ロンドンに緊急事態発生。長年にわたる大麻の大量栽培/販売で財を成したアメリカ人ミッキー (マシュー・マコノヒー) が、ビジネスを売却し、引退するというウワサに暗黒街に激震が走った。その利権総額なんと500億円。目の色変えた強欲なユダヤ人大富豪、ゴシップ紙の編集長、ゲスな私立探偵、チャイニーズ&ロシアン・マフィア、さらには下町のチーマーまでもが跡目争いに参戦。一筋縄ではいかないジェントルメン=一流のワルたちによるダーティでスリリングな駆け引きが始まった-!
参照元:Amazon Prime Video
アクション映画で紹介した「オペレーション フォーチュン」、「コードネーム U.N.C.L.E.」と同じ監督の作品です。
クライムサスペンス映画です。
こちらも皮肉屋のブリティッシュジョークが満載。
登場する悪者たちは紳士が多いのですが、かなりお口が悪いです。
特にチャーリー・ハナムさんが演じているレイモンドの紳士っぷりが、すごく素敵です!
かなり頭を使う映画だったなと思います。
場面がいろいろ切り替えられてるし...
ネタばれになるから書けないけれど、どっちがどっちの場面?って何度もなってしまいました。
それに登場人物が多すぎて、たまに誰だっけ?となってしまいました。
細切れ再生には向かないです。
ヒュー・グラントさんが演じる探偵フレッチャーの語りで物語が進んでいきます。
ヒュー・グラントさんが、ちょっと太っちょのおじさん役でびっくりしました!
英語もいつもと違う感じでした。
やっぱり、キャラ設定が違うからかな...
英語は、ほとんどの登場人物がイギリス英語を話しています。
アメリカ人俳優のマシュー・マコノヒーさんが演じる主人公のミッキー・ピアソンと、まわりの人とのやり取りを見ていれば、イギリス英語とアメリカ英語の聞き比べができます。
ただ、全体的にスラングというか悪い言葉が多いので、英語の難易度は高いと思います。
こういう種類の悪い言葉って使ってはいけないけど、知っていた方がいいと思います。
イギリス人って、かなり軽い感じで悪い言葉を多用するので...
ジェントルマンの国なのに(笑)
ブリティッシュ・スラングに興味がある方に、おすすめです。
もしイギリスのスラングを勉強したかったら、おすすめの本があるよ!
「THE LITTLE BOOK OF BRITISH SLANG」
シンプルな英語で意味を説明していて、例文もあるから分かりやすいよ!
紹介しておくね!
まとめ
どうでしたか?
今日は、イギリス英語とアメリカ英語の発音の違いを聞き比べできる、おすすめのサスペンス映画3作品を紹介しました。
- おすすめ1 クーリエ:最高機密の運び屋
- おすすめ2 サイドエフェクト
- おすすめ3 ジェントルメン
このジャンルはコメディ映画などとは違く、普段勉強しない単語がたくさん出てくるので、かなり難しいと思います。
全部は分からなくても、字幕で内容を理解してから何度も聴いているうちに、だんだんと聞き取れるフレーズが多く出てくると思います。
言語学習は繰り返しが大事!
何を言っているのか全く分からなかった映画も、久しぶりに見てみると、分かる箇所が増えていることが多くあります。
映画で英語を勉強すると、そういった積み重ねを実感できるので、モチベーションアップにも役に立ちますよ!
発音の違いを意識しながら映画を見ることで、新しい発見がたくさんあります。
私はいつもスマホやタブレットで、Amazonプライムを利用して映画を見ています。
すきま時間でぶつ切りに映画を見ることもできるし、追加料金を払わずに見れる映画もたくさんあるので、とても便利だしお得です。
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次回の第7回は、SF映画をご紹介します。
お気に入りの映画が見つかりますように!
Seeya!
またね~