こんにちは!
アンリのイギリス英語の管理人、アンリです。
今回は、アンリが実際に使ったイギリス英語を学べるテキストの中から1冊、ご紹介します。
特に、中級以上の方におすすめのテキストです。
どなたかのヒントになりますように!
今回ご紹介するイギリス英語のテキストは、これ!
今日お話しするのは、「ドラマ仕立て イギリス英語で会話したい イギリスの生活と文化がすべてわかる!」というテキストです。
前に紹介した「ドラマ仕立て イギリス英語のリスニング 楽しく学ぶ! ロンドン暮らし12か月のストーリー」の続編です。
7年ぶりに続編が発売されました!
2025年4月に発売されたばかりです。
だいたいの本屋さんにはあるんじゃないかなと思います。
今回レビューするテキストの前編、「ドラマ仕立て イギリス英語のリスニング 楽しく学ぶ! ロンドン暮らし12か月のストーリー」のお話をしています↓
テキストの概要
「イギリス英語とロンドンの生活と文化がすべてわかる!」というコンセプトで書かれた、イギリス英語のリスニングブックです。
リスニングのテキストではありますが、日常表現が満載で、日常会話で使えるフレーズをたくさん学ぶことができます。
前作同様、生まれも育ちもロンドンっ子のステラが主人公です。
新年からクリスマスまでの1年を通して、ステラの日常を追いかけています。
前作よりも、かなり生活に密着したお話が多いかなと思います。
今作も、毎月3つずつお話があるので、3話×12か月で、全部で36話あります。
前作にはなかった、日記も登場。
毎回、お話の前に短い日記が読まれます。
今回も、彼氏と別れたというところからお話が始まります。
前作に登場したとある人物が、「やっぱり彼氏になっていたんだ!」という気づきから始まります。
そして、「あっ、別れちゃったんだ。良い人そうだったのにな」という感情移入からお勉強がスタート(笑)
今作品も、ステラは失恋したり、引っ越しをしたり、新しい出会いがあったりで、大忙しの1年を送ります。
なので、いろいろなシーンの英語が学べます。
そんな中でも一番良かったなと思ったのが、4月の1話目。
ステラが風邪をひいたシーン。
ハウスメイトのトムと話している内容が、ほかのテキストに出てこない生きた表現が満載でした。
- ちょっと顔色が悪いけど
- 少し気分がすぐれない
- 何かにかかったみたい
- 風邪をうつしたら悪い などなど
これらの表現を学べたのは、とても良かったなと思います。
しかも、ネイティブが使う口語表現!
教科書的じゃないフレーズなのもいいですよ!
今回も、とにかくストーリーがおもしろくて、先が気になります!
前作と同じく勉強するという感じではなく、純粋に物語を楽しんでいるうちに勉強できてる感じがして、やっぱりこのテキストはいいなぁと思います!
出版社さんが書いている本の内容も、載せておきます↓
ステラのロンドン生活ふたたび!
好評既刊『〔ドラマ仕立て〕イギリス英語のリスニング――楽しく学ぶ! ロンドン暮らし12か月のストーリー』から、さらにパワーアップ!
イギリス人がよく使うリアルなイギリス英語が満載の上、ロンドンの生活と文化を理解するコラムも多数用意しました。著者および一流イギリス人声優によるリアルなイギリス・ドラマも楽しめます。参照元:研究社ホームページ
イギリスの語学学校で教えてもらったんだけど、
同じ1つの部屋で一緒に生活しているのがルームメイト
部屋は違うけど、1つ屋根の下で一緒に生活しているのがハウスメイト
日本ではルームメイトはよく聞くけど、分けて使うんだよ!
このテキストの音声について
今回も効果音がたくさん入っていて、本当にラジオドラマを聞いているみたいで飽きないです!
やっぱり語学学習って、臨場感が大切だなと思います。
前作同様CDではなく、出版社のホームページからMP3ファイルをダウンロードします。
簡単にダウンロードできるのは便利だけど、iPhoneでダウンロードするとファイルフォルダに保存されて、ミュージックに入れられないから連続再生ができないです。
iPhoneでダウンロードしたMP3ファイルを、1つずつストップせずに連続で再生する方法について、こちらで詳しくお話したので参考にしてみてください↓
ちなみに、音声のダウンロードは、出版社のこちらのページの真ん中らへんにリンクがあります↓
ユーザー名とパスワードは、テキストを参照してください。
このテキストの良かったところ
- ストーリーがおもしろいから、勉強感ゼロ
- さらに日常生活で使える生きた表現が、たくさん出てきた
- イギリス英語らしいフレーズなどには、ハートのユニオンジャックマークがついているから分かりやすい(前作には無かった)
- 紹介されている重要表現(単語やフレーズ)に例文がついている
- 重要表現に、その単語やフレーズの使い方や「イギリスではこうだよ!」というワンポイントアドバイスあり
- Culture Noteが、前作はイギリスのドラマや映画の紹介だったけど、今回は生活に密着した表現をたくさん紹介してくれている
- 音声がCDじゃなくて、ホームページから簡単にダウンロードできる
太字が、前作と比べて今回のテキストで変わったところです。
このテキストのちょっと残念なところ
- MP3音声に、ストーリーのみではなく、日記と重要表現も加わった。前作はストーリーのみだったのでドラマを楽しむように聞けたけど、重要表現が加わることでお勉強感が出てしまった。
人によっては、重要表現が加わったのは良い点なのかもしれないね!
まとめ
今日はアンリが実際に使ったイギリス英語を学べるテキストの中から、「ドラマ仕立て イギリス英語で会話したい イギリスの生活と文化がすべてわかる!」というテキストについてお話ししました。
前作の「ドラマ仕立て イギリス英語のリスニング 楽しく学ぶ! ロンドン暮らし12か月のストーリー」と同じように、日常生活に密着した英語を学べる、とても良いテキストだと思います。
前作よりもネイティブの自然な英語表現が増えているので、続編は初級者にはちょっと難しいかな。
初級者さんは、前作をやってから取り組んだ方が良いと思います。
それから、英語の多読をしている感覚に近い感じで学べるので、とても気楽に勉強できます。
前作のお話を知らなくても大丈夫なようにテキストは作られていますが、前作のステラや登場人物を知っていれば、さらに楽しめます!
ざっくり学ぶ感じであれば、1冊をやり終えるのに、そんなに時間はかからないです。
1回で覚えようとはせず、何回も繰り返し読んだり、音声を聞いた方が良いです。
おもしろいから、繰り返すのも苦にならないですよ!
テキストで勉強を始める前に、3~4ページの「はじめに」も読んだ方がいいですよ!
特に4ページに、英語の感情表現学ぶを効果的なやり方が書いてあります。
ということで、こちらも前作とおなじく、おすすめのテキストです!
この記事が参考になりますように!
イギリス英語のリスニングの勉強ができるテキストを10冊比較した記事も、よかったらあわせて読んでみてください。
英語のレベルごとに、アンリが実際に使ったテキストのレビューをまとめている記事もあります。
あと、英語のリスニングのコツや勉強法についても記事を書いているので、よかったらあわせて読んでみてください。
Seeya!
またね~