アンリのイギリス英語

イギリス英語を勉強したら、アメリカ英語より聞き取りやすくて、発音しやすいことに気付き、自分の英語に自信を持てるようになったアンリのお話

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イギリス英語とアメリカ英語の違いって何だろう? 文法の違い① takeとhaveの違いetc.

こんにちは!

アンリのイギリス英語の管理人、アンリです。

今まで、イギリス英語とアメリカ英語の発音や単語の違いをお話ししてきました。

同じ単語なのに正反対の意味で、間違えて使ったら怒られそうな単語もありましたね。

まだお読みじゃなかったら、どうぞ↓

 

■ 前回の記事 ■

 

今回のテーマは、イギリス英語とアメリカ英語の文法の違いです!

今日から3回に分けて、イギリス英語とアメリカ英語の文法の違いについてお話しします!

 

 

「~したところです」の言い方が違う

イギリス英語とアメリカ英語では、「~したところです」の言い方が違います。

苦手な人が多い、現在完了形です。

過去にしていた行動などが「今ちょうど終わりました!」と言うとき、つまり物事が完了したことを表現するときに使う表現です。

have/has + 過去分詞っていうやつです。

 

この言い方、イギリスではよく使うのですが、アメリカでは使われなくなりました。

アメリカでは、シンプルに「過去形」を使うそうです。

過去形と一緒に「just(ちょうど)」や「already(すでに)」、「yet(もう)」などの副詞を使って、物事が完了したことを表します。

 

では例文を使って、イギリスとアメリカでの言い方を比べてみましょう

 

ちょうど雨がやみました

[イギリス]
The rain has just stopped.

[アメリカ]
The rain just stopped.

 

ちょうど朝ごはんを食べたところです

[イギリス]
I have just had breakfast.

[アメリカ]
I just had breakfast.

 

とっくに宿題は済ませました

[イギリス]
We have already done our homework.

[アメリカ]
We already did our homework.

 

もう歯を磨きましたか?

[イギリス]
Have you brushed your teeth yet?

[アメリカ]
Did you brush your teeth yet?

 

アメリカ英語の方が、シンプルですね!

 

イギリスのラジオを、よく聞いているんだけど...
インタビューで言ってた現在完了形のフレーズをそのまま、通っていた英会話スクールの先生に使ってみたら、すごくびっくりされたよ!
日本人は完了形が苦手だから、あまりにスムーズに口から出てきてびっくりしたらしい!
そのときに言ったフレーズはこれだよ↓
「I haven't seen the film, but I hear it's great.」
(その映画は見たことがないけど、すごく良かったって聞いたよ)
ラジオや映画で勉強した英語って、本物の英語だから忘れにくいね!
今度、アンリが好きなラジオ番組とかを紹介するね!

 

動詞の過去形と過去分詞が違うものがある

イギリス英語とアメリカ英語では、動詞の過去形と過去分詞が違うものがあります

比較してみましょう!

アメリカ英語で過去形と過去分詞のおしりが「ed」のものは、イギリス英語では「t」になる

 

burn:~を焼く、燃える

[イギリス英語] 
burn - burnt - burnt

[アメリカ英語] 
burn - burned - burned

 

dream:夢を見る

[イギリス英語] 
dream - dreamt - dreamt

[アメリカ英語] 
dream - dreamed - dreamed

 

kneel:ひざまづく

[イギリス英語] 
kneel - knelt - knelt

[アメリカ英語] 
kneel - kneeled - kneeled

 
lean:傾く、傾ける

[イギリス英語] 
lean - leant - leant

[アメリカ英語] 
lean - leaned - leaned

 

leap:~を飛び越える、飛び跳ねる

[イギリス英語] 
leap - leapt - leapt

[アメリカ英語] 
leap - leaped - leaped

 

■ learn:学ぶ ■

[イギリス英語] 
learn - learnt - learnt

[アメリカ英語] 
learn - learned - learned

 

smell:~の匂いを嗅ぐ、匂いがする

[イギリス英語] 
smell - smelt - smelt

[アメリカ英語] 
smell - smelled - smelled

 

spoil:~をだめにする、だめになる

[イギリス英語] 
spoil - spoilt - spoilt

[アメリカ英語] 
spoil - spoiled - spoiled

 
これはパターン化されていて、分かりやすい違いです。

上のルールに当てはまらないもの

次は、このルールに当てはまらない「get」と「forget」です。
こちらも比べてみましょう。

 

get:~に到着する、着く

[イギリス英語] 
get - got - got

[アメリカ英語] 
get - got - gotten

 

forget:~を忘れる、思い出せない

[イギリス英語] 
forget - forgot - forgotten

[アメリカ英語] 
forget - forgot - forgotten

 

「get」の過去分詞は、イギリス英語とアメリカ英語で形が違うね。
でも、「get」と似た形の「forget」の過去分詞を見てみて!
イギリス英語もアメリカ英語も同じ「forgotten」だね!
ちょっとややこしいけど、覚えちゃおう!

 

「~を持っている」の言い方が違う

「~を持っている」と言う場合、アメリカ英語では学校で習ったとおり「have」と言います。

でもイギリス英語では、「have got」を使います。

話すときは「I've got~」のように短縮した形を使います。

have got」ということは、「have + 過去分詞」。

苦手な人が多い「現在完了形」になります。

 

疑問形や否定形で使う時は、ちょっと注意しなくてはなりません。

例を使って、イギリスとアメリカでの言い方の違いを比べてみましょう

 

自転車を持っています。

[イギリス]
I have got a bicycle.
I've got a bicycle.

[アメリカ]
I have a bicycle.

 

彼は、運転免許証を持っています。

[イギリス]
He has got a driver's license.
He's got a driver's license.

[アメリカ]
He has a driver's license.

 
彼らは車を持っていません。

[イギリス]
They have not got a car.
They haven't got a car.

[アメリカ]
They do not have a car.

 
ペンを持っていますか?
「ペンを持っていますか?」
「はい、持っています。」
「いいえ、持っていません。」
 
[イギリス]
Have you got a pen?
Yes, I have.
No, I haven't.

[アメリカ]
Do you have a pen?
Yes, I do.
No, I don't.

 

病気のときにも使える「have got」

この「have got」は、病気のときにも使います。

 

熱はありますか?

[イギリス]
Have you got a temperature.

[アメリカ]
Do you have a temperature.

 

喉が痛いです。

[イギリス]
I have got a sore throat.
I've got a sore throat.

[アメリカ]
I have a sore throat.

 
彼は食欲がないです。

[イギリス]
He has got no appetite.
He's got no appetite.

[アメリカ]
He has no appetite.

 
 

今、何時?」って時間を人に聞くときも、イギリスではhave gotを使うことがあるよ!
Have you got a time?って言うんだ
バス停でバスを待っているときに初めて聞かれたときは、聞き慣れてないからびっくりしたよ!
アンリは答えられなくて...
一緒にいたブラジル人の友だちが答えてくれたんだ
つぎに聞かれたときは、ちゃんと答えられたよ!

 

「~しなければならない」の言い方が違う

「~しなければならない」と言う場合、アメリカ英語では学校で習ったとおり「have to」と言いますが、イギリス英語では「have got to」と言います。

話すときは、「I've got to ~」のように短縮した形を使います。

では、イギリス英語とアメリカ英語での言い方を比べてみましょう!

 

明日は朝5時に起きなきゃ

[イギリス]
I have got to get up at 5 a.m. tomorrow.
I've got to get up at 5 a.m. tomorrow.

[アメリカ]
I have to get up at 5 A.M. tomorrow.

 

洗濯しなきゃ ■

[イギリス]
I have got to do the washing.
I've got to do the washing.

[アメリカ]
I have to do the laundry.

 
お化粧しなきゃ

[イギリス]
I have got to do my face.
I've got to do my face.

[アメリカ]
I have to put on makeup.

 

 

イギリス英語では、動詞の「do」をよく使うよ!
do my faceで、お化粧する
do my hairで、ヘアセットする
「6. 動詞のdoの使い方」で詳しく説明するよ!

 

ここに本文「take」と「have」の使い方が違う

イギリスでは本当によく「have」を使います。

例えば、「シャワーを浴びる」と言うとき、アメリカ英語では「take a shower」と言います。

学校で習った英語の通りですね。

でもイギリスでは、「have a shower」と言います。

 

イギリスの語学学校で勉強していた時、「どうしてみんな、take a showerって言うの? take a showerはアメリカ英語よ。 イギリスではhave a showerよ!」と、先生が言っていたのを思い出します。

 

イギリス人からすると、「have」のところに「take」がくると、ちょっと違和感があるそうです。

では、比べてみましょう!

 

お風呂に入る

[イギリス英語] have a bath

[アメリカ英語] take a bath

 

シャワーをあびる

[イギリス英語] have a shower

[アメリカ英語] take a shower

 
休憩する

[イギリス英語] have a break

[アメリカ英語] take a break

 

昼寝する

[イギリス英語] have a nap

[アメリカ英語] take a nap

 
休暇を取る

[イギリス英語] have a holiday

[アメリカ英語] take a vacation

 

おしゃべりする

[イギリス英語] have a chat

[アメリカ英語] take a chat

 

朝ごはんを食べる

[イギリス英語] have breakfast

[アメリカ英語] take breakfast

 
やってみる

[イギリス英語] have a try

[アメリカ英語] take a try

 

見る、確認する

[イギリス英語] have a look

[アメリカ英語] take a look

 
イスに座る

[イギリス英語] have a seat

[アメリカ英語] take a seat

 

 

普段よく使う身近な言葉が、イギリス英語とアメリカ英語で違うね!

 

まとめ

イギリス英語とアメリカ英語の文法の違いについて、3回に分けてお話ししています。

第1回目の今日は、次のお話をしました。

 

  • 「~したところです」の言い方が違う
  • 動詞の過去形と過去分詞が違うものがある
  • 「~を持っている」の言い方が違う
  • 「~しなければならない」の言い方が違う
  • 「take」と「have」の使い方が違う

 

次回は、「動詞do」の使い方の違いなどについてお話しします!

 

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