こんにちは!
アンリのイギリス英語の管理人、アンリです。
イギリス英語とアメリカ英語の文法の違いについて、3回に分けてお話ししています。
第1回目の前回は、
- 「~したところです」の言い方が違う
- 動詞の過去形と過去分詞が違うものがある
- 「~を持っている」の言い方が違う
- 「~しなければならない」の言い方が違う
- 「take」と「have」の使い方が違う
についてお話ししました。
まだお読みでなかったら、こちらからどうぞ↓
2回目の今日は、「動詞do」の使い方の違いなどについてお話しします!
動詞「do」の使い方が違う
イギリス英語では動詞の「do」と名詞の組み合わせで、日常生活の英語を表現することが、とても多いです。
例えば、「do」と「my teeth」を組み合わせて、「歯を磨く」となります。
「do」を使う言い方と、ほかの言い方を比べてみましょう!
do my teeth
brush my teeth
do my hair
fix my hair
do my face
put on some makeup
do my nails
put on nail polish
do the shopping
go shopping
do Yoga
practice yoga
do the room
clean the room
do the cooking
cook / make breakfast, etc.
do the washing up / do the dishes
wash the dishes
do the washing
wash clothes
do the ironing
iron shirts, etc.
do the windows
wipe the windows
do the garden
take care of the garden
do the flowers
arrange flowers
イギリスでも「do」を使わない言い方もするよ
家族や友だちとの会話で「do」を使うことが多いよ
前置詞の使い方が違うものがある
例えば「家にいる」と言うとき、アメリカ英語では「stay home」ですが、イギリス英語では「stay at home」となります。
「stay home」... コロナウイルスがまん延していた頃、よく耳にした言葉ですね...
では、イギリス英語とアメリカ英語の前置詞の使い方を比べてみましょう!
[イギリス英語] stay at home
[アメリカ英語] stay home
[イギリス英語] at the weekend
[アメリカ英語] on the weekend
[イギリス英語] talk to
[アメリカ英語] talk with
[イギリス英語] write to
[アメリカ英語] write
[イギリス英語] call me on xxx-xxxx
[アメリカ英語] call me at xxx-xxxx
[イギリス英語] inside a week
[アメリカ英語] inside of a week
[イギリス英語] in the street
[アメリカ英語] on the street
[イギリス英語] play in a team
[アメリカ英語] play on a team
ちょっとややこしいね...
アンリは英語の本を多読して、感覚的に身に付けるようにしているよ
「shall」の使い方が違う
学校で「shall」は、「~しましょうか?」と習いました。
イギリス英語では、未来を表す「will」の代わりに「shall」を使うことがあります。
この意味で「shall」を使うのは、フォーマルな時です。
主語が「I」か「We」の時のみに使います。
未来のことを約束したり、提案したりする時に使います。
基本的に、この意味の「shall」はアメリカでは使いません。
では、例文を使って確認してみましょう
[イギリス英語]
I shall see you tomorrow.
[アメリカ英語]
I will see you tomorrow.
[イギリス英語]
I shall call you later.
[アメリカ英語]
I will call you later.
[イギリス英語]
I shall not tell him about that.
I shan't tell him about that.
[アメリカ英語]
I will not tell him about that.
I won't tell him about that.
否定の意味で使う場合は、「shall not」になるよ
短縮形は「shan't」だよ
「need」の否定形が違う
イギリス英語では「~する必要がある」という意味の「need」に「not」を付けて、否定形にすることができます。
たいていは、短縮形の「needn’t」が使われます。
アメリカ英語には、この使い方はありません。
アメリカ英語では、学校で習った通り「do not need」や「don't need」が使われます。
肯定文:need to
否定文:need not to
needn’t to
肯定文:need to
否定文:do not need to
don't need to
では、例文で確認してみましょう。
[イギリス英語]
I needn't go to school on Saturdays and Sundays.
[アメリカ英語]
I don't need to go to school on Saturdays and Sundays.
[イギリス英語]
We needn't buy it until the end of month.
[アメリカ英語]
We don't need to buy it until the end of month.
「集合名詞」の扱い方が違う
集合名詞は、何人かの人たちで出来ているグループや集団のことを意味する言葉のことです。
例えば、
- family(家族)
- group(グループ)
- team(チーム)
- band(バンド)
- audience(聴衆)
- government(政府)
- committee(委員会)
などが集合名詞です。
これら集合名詞は、イギリス英語では「単数」と「複数」のどちらも使います。
アメリカ英語では、「単数」の扱いになります。
とてもややこしいので、例文でイギリス英語とアメリカ英語の違いを確認しましょう。
[イギリス英語]
My family is going to Tokyo.
My family are going to Tokyo.
[アメリカ英語]
My family is going to Tokyo.
「are」 ×
[イギリス英語]
My family lives in Osaka.
My family live in Osaka.
[アメリカ英語]
My family lives in Osaka.
「live」 ×
単数扱いのときは、家族を1つのかたまりとして見ているね
複数扱いのときは、家族のメンバーが何人もいることを意識しているよ!
まとめ
イギリス英語とアメリカ英語の文法の違いについて、3回に分けてお話ししています。
第2回目の今日は、次のお話をしました。
- 動詞の「do」の使い方が違う
- 前置詞の使い方が違うものがある
- 「shall」の使い方が違う
- 「need」の否定形が違う
- 「集合名詞」の扱い方が違う
次回は、イギリス英語とアメリカ英語の付加疑問文の使い方の違いなどについてお話しします!
Seeya!
またね~