こんにちは!
アンリのイギリス英語の管理人、アンリです。
前回と今回の2回にわたって、英単語が覚えられない!とお悩みの方に、英単語の覚え方のコツをお話しします。
前回は、TOEICなどの試験対策のための英単語の覚え方のコツについてでした。
今回は、日常生活のための英単語の覚え方のコツ、仕事のための英単語の覚え方のコツについてお話しします。
日常生活で使う英語のための英単語の覚え方
日常生活で使う英語のための英単語は、試験のための英単語の覚え方とは全く違います。
覚えるべき英単語の数は多くはありません。
でも、知っているだけではなく、使える英単語を増やさなくてはなりません。
日常生活のための英単語の数は、実は多くない
英語のネイティブスピーカーが知っている英単語の数は、何語ぐらいだと思いますか?
彼らが知っている英単語は、20,000~30,000語だそうです。
2,000語ぐらい載っている単語帳を1冊覚えるのも大変なのに、その約10倍の20,000語を覚えるなんて無理!って、思いました?
では、ネイティブスピーカーが日常生活で使っている英単語の数って、何語必要だと思いますか?
20,000語?
30,000語?
実は、彼らが普段の生活で使っている英単語の数は、3,000語ぐらいだそうです。
一気にハードルが下がりましたね!
もちろん、単語と単語の組み合わせで意味が変わるフレーズなどは、別に覚えなくてはいけないですが...
英単語を覚える語数の目安は、3,000語になります。
日常生活のための英単語って、どれを覚えればいいの?
Oxford 3000って聞いたことがありますか?
私は、使っていたOxford Advanced Learners Dictionaryにリストが載っていたので、Oxford 3000というものは知っていました。
でも、そんなに意識してリストを活用したことはありませんでした。
話は少しそれますが、このOxford Advanced Learners Dictionary、上級者向けの分厚いものですが、中級者でも十分使えます。
単語の説明が詳しく載っているので、英語で英語をイメージして捉えることができるのでおススメです。
話はOxford 3000 に戻りまして...
Oxford Learnere's Dictionariesのホームページに、英単語のリストが載っているのでご紹介します。
Oxford Learnere's Dictionariesのホームページにある「Word Lists」からPDFでダウンロードすることができます。
こちらから、アクセスできます↓
https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/wordlists/oxford3000-5000
Downloadボタンをクリックすると、「Download word list PDFs」リストが表示されます。
そのリストのOxford 3000の横にあるダウンロードボタンをクリックすると、PDFのリストを手に入れられます。
ちなみに、The Oxford 3000 by CEFR levelのPDFは、英語のレベルごとに分けて英単語が載っているので使いやすいです。
ただ、このリストは英単語のみが載っています。
残念ながら、意味や例文は載っていないです。
あくまでも、どの英単語がネイティブスピーカーが日常生活で使う3000語のなのか?を確認するためのものです。
日常生活のための英単語を覚えるには、英語の多読をする
日常生活で使う3000語を短期間で覚えるなら、英英辞書を読むのが一番効率的です。
英英辞書であれば、英単語のイメージをしながら読み進めるので、英語→日本語の単調な単語帳を読むのとは気分的にかなり変わります。
また、英単語を英語の説明で読むことで、英語の多読と同じ効果が生まれます。
ただ英単語を覚えるだけではなく、使える英単語として身に付きます!
英語の多読の効果については、こちらに詳しく書いてあります。
では、私が読む用として使った、おすすめの英英辞書をご紹介します。
短期間で3000語を網羅したいなら、Oxford Essential Dictionary
私が昔使っていたものは、初級レベル(CEFR A1~A2)のみで、Oxford 3000ではなく、Oxford 2000までの単語が鍵マーク付きで載っていました。
新しい第3版は、Oxford 3000まで対応して、しかも単語の見出しのところにCEFRのレベルまで載るようになりました。
簡単な読みやすい英語で書かれているので、読む用としておすすめです。
小さいサイズの英英辞書で、短期間で3000語を網羅したいなら、Oxford Learner's Pocket Dictionary
持ち運びに便利な小さい英英辞書を使って、短期間でOxford 3000を勉強したいなら、Oxford Learner's Pocket Dictionaryがおススメです。
Oxford Learner's Pocket Dictionaryは、普通の辞書として使っていました。
Oxford 3000の対象語には鍵マークがついています。
ただ、単語の意味の説明文は少し難しいです。
説明に使われている単語をさらに調べるという、手間がかかります。
大変ですが、英語力は伸びます。
あと、字がとても小さいです!
それに耐えられるなら、おすすめの辞書です。
そのほか、おすすめの英英辞書
Oxford 3000のマークはついていませんが、イラストが豊富で、英語の多読としておすすめの英英辞書がありますのでご紹介します。
それは、Collins First School Dictionaryです。
こちらはOxfordではなく、Collinsの辞書です。
なので、Oxford 3000のリストはありません。
この辞書は、英語のネイティブの小学校低学年向けに書かれた辞書です。
この辞書の良い点は、英単語の説明の文が、完全な文で書かれていることです!
多くの英英辞書の単語の説明文は、主語が載っていません。
この辞書は、主語が載っています。
主語があることで、自然な英語として脳にインプットされていきます。
どうしてもテキストで勉強したいなら、Compass Publishingがおすすめ
どうしてもテキストで勉強したい!と言うのでしたら、こちらがおすすめです。
1000 basic English Words Book 1 - 4↓
Oxford 3000のリストではありませんが、英単語の学習におすすめのテキストです。
おすすめのポイントは、こちらです!
- すべての単語に、その単語のイメージの写真が付いている
- 発音記号がある
- シンプルな英語で、単語の意味が書いてある
- すべての英単語に例文がある
- ユニットごとに、学習した単語を使った読み問題がある
写真があると、単語をイメージしやすいですよね!
ドラマや映画をたくさん見たり、ラジオを聞くのもおすすめ
英語の多読とあせておすすめなのが、ドラマや映画をたくさん見たり、ラジオを聞いたりすることです。
多読を続けていくと、英語を単語ごとではなく、かたまりとして捉えられるようになります。
そうすると、リスニング力もアップしてきます。
全部でなくても、今まで聞き取れなかった英語が聞き取れるようになります。
ドラマや映画、ラジオでは、完全な文ではない文を話していたりします。
こういった砕けた表現も、コミュニケーションを取るためには必要です。
テキストには無い、自然な英語をドラマや映画、ラジオで学ぶことができます。
今でも忘れないのが、英検1級レベルの英単語「hilarious(とても面白い話)」。
単語帳では全然覚えられなかったのですが...
たまたま聞いていたイギリスのラジオ -BBC Radio1-の番組でDJが話していたのが耳に入り、「あっ! 昨日単語帳で見た単語だ!」って気が付きました。
これに気が付いたおかげで「hilarious」を覚えられ、今でも記憶に残っています。
おすすめのドラマや映画、ラジオ番組については、今度詳しくお話しします!
仕事で使う英語のための英単語の覚え方
仕事の内容により、覚える英単語は異なります。
専門的な用語は、試験対策のときと同じように、1語1義で覚えた方が早いです。
じゃ、専門用語以外のコミュニケーションで必要な英単語は、どうやって覚えたらいいの?って思いますよね。
この場合は、日常生活のための英単語と同じように、英語の多読をしたり、ドラマや映画をたくさん見たり、ラジオを聞いたりするのがおススメです。
以前の記事でもお話ししましたが、英語の多読をすることで、英語でのコミュニケーションはスムーズになります。
仕事のためだからといってノンフィクションを読まなければ!となる必要はなく、サスペンスなどの小説でも十分効果があります。
また、本に書かれている英語のレベルは、低いものでも大丈夫です。
以前の記事に書いた英語の多読の効果を実感した体験談は、こちらに書いてあります↓
記事の下の方の「多読の効果を実感した体験 その2」です。
まだお読みじゃなかったら、併せてどうぞ。
結論! 目的に合わせて合わせて、英単語の覚え方を変えよう!
前回と今回の2回にわたって、英単語が覚えられない!とお悩みの方に、英単語の覚え方のコツをお話ししました。
簡単にまとめると、次の通りです。
英単語は、何のために覚えるか?という目的に合わせて勉強方法を変えます。
- 受験する試験用の単語帳を使う
- 1単語につき、意味は1つで覚える
- 1回で覚えようとせず、10回以上単語帳を繰り返して覚えていく
- Oxford 3,000 の英単語を優先して覚える
- 英語の多読をする
- ドラマや映画をたくさん見る
- ラジオを聞く
- 専門的な用語は試験対策と同じように、1単語につき、意味は1つで覚える
- コミュニケーションで必要な英単語は、日常生活のための英単語と同じように、英語の多読をしたり、ドラマや映画をたくさん見たり、ラジオを聞いたりする
ぜひ、参考にしてみてください!
Seeya!
またね~